特定非営利活動法人 昴 長崎フードバンクシステムズについて
特定非営利活動法人 昴 は地域支援活動として障がい者、高齢者、子どもの生活、福祉に関する相談支援、地域コミュニティづくりに取り組んでいます。
活動の中で「食」についての社会問題として家庭環境から「食べたくても食べられない」といった生活に困窮した方や子ども達などの貧困問題に直面してきました。
その問題の打開策の一つとしてフードバンク事業を開始し、現在では農林水産省や環境省、長崎県の各行政機関や企業、団体、地域と連携し活動を行っています。

活動紹介(本部事務所)



長崎市琴海南部しらさぎ会館の一室を本部事務所及び障がい者の就労訓練の場としています。
家に帰っても誰もいないという子ども達へ安心して過ごせるフリースペースを展開しています。
地域支援としてコミュニティづくりに取り組みパソコン教室等の生涯学習を行 っています。
地域活動として近隣福祉施設と合同で西海地区の清掃を行い、就労訓練に取り組んでいます。
活動紹介(フードバンク活動)
販売期限切れや印字ミス、過剰在庫によりまだ食べられるにも関わらず捨てられてしまう食品を企業や個人から寄付していただき、生活困窮者や福祉施設、ホームレス支援団体などへ無償で提供しています。
食品を寄付していただくことで企業の食品廃棄コストの削減や環境問題対策に繋がり、食べたくても食べるものがないといった方のもとへ寄付食品を届けるフードバンク活動は「食」に関する2つの問題の打開策として重要性が高まっています。




生活協同組合ララコープ様からの定期的な食品寄付により提供頻度やエリア拡大に繋がりました。
個人やフードドライブで集まった食品は種類が豊富で様々な場面で役立ちます。
寄付していただいた食品を長崎市社会福祉協議会と連携し生活困窮家庭へお届けします。
提供先のライフライン状況や家庭構成に合わせて1週間分の食品を提供しています。
活動紹介(収益事業)
障がい者の就労訓練としてロイヤルジャパン長崎、ベリーズと連携し、遺品整理・リサイクル業務にて荷物の運搬や分類分け、クリーニング作業を行っています。
また企業からご協力いただいたプライベートブランド商品であるかんころ餅のラベル貼りなどを障がい者の就労訓練として行っています。
事業で得た収益の一部をフードバンク活動の運営資金として活用しています。



専門学校からの依頼で学習机、イスの撤去作業を行い、運搬や台車の使い方のコツを学びました。
学習支援を始めるために撤去した学習机とイスの一部を寄付していただきました。

就労訓練ではラベル貼りだけでなく個数や記載に誤りがないか2重チェックを欠かさず行います。
かんころ丸は浜町アーケード内の「はあと屋」で販売しており、柔らかくて美味しいと評判です。
活動紹介(助成事業)
日本財団様から福祉車両、日本郵便様から冷凍・冷蔵庫を助成していただきました。
日本財団様


移動時間の短縮や市外への訪問など活動における連携・支援の幅が一気に広がりました。
支援者への食品提供やフードドライブなどのイベントでも大活躍です。
日本郵便様


ロイヤルジャパン長崎様よりお借りした多良見倉庫へ冷凍・冷蔵庫を設置させていただきました。
設置が完了し、より多くの冷凍・冷蔵食品の取り扱い、保管が可能となりました。
活動紹介(子ども食堂連携ネットワーク会議)
子どもの貧困・孤食対策、居場所づくりとして長崎県内に子ども食堂の取り組みが広がり始めました。
各地で開催された子ども食堂連携ネットワーク会議にて代表が講師として フードバンクについて講演を行いました。
以後⾏政や食品関連企業、民生委員や環境保全団体などからの講演依頼が増え、現在も講演活動によるフードバンク普及活動を継続して行っております。


佐世保市で子ども食堂の仕組みについて学びたいという約60名の方にご参加いただきました。
代表がフードバンク事業の必要性、子ども食堂との連携・役割について講演を行いました。
佐世保子ども食堂ネットワーク始まりの会での講演

参加者とのディスカッションでは今後の実施に対する具体的な意見や質問が飛び交いました。
活動紹介(子ども支援プロジェクト①)
長崎県内の子どもの貧困対策として生活困窮家庭への支援、子ども食堂への食品提供を目的とした「子ども支援プロジェクト」を開始いたしました。
子ども支援プロジェクトの一環としてV・ファーレン長崎とのフードドライブのコラボ企画を実施し、サポーターの皆様から家庭で余ってしまった食品をご寄付いただきました。
お菓子やインスタント麺、乾麺に缶詰などたくさんご寄付いただき、現在も子ども支援プロジェクトにて有効活用しています。


特設ブースではマスコットキャラクターのヴィヴィくんもフードドライブに協力してくれました。
戸棚や保管庫に余っていた食品を見つけ、見直すいい機会になったという反応もありました。


ボランティアの学生は食品が集まってくる様子にこんなにも集まるんだと驚きの様子でした。
食品を集めて管理をするといった初体験の活動では達成感、満足感から笑顔がこぼれていました。
活動紹介(子ども支援プロジェクト②)
ひとり親、両親が共働 き、障がいを持つなど様々な家庭環境により「なかなか家族で旅行に行けない」「キャンプに連れて行ったことがない」という声から子ども支援プロジェクトとしてながさき県民の森で親子、子ども達だけでも参加ができる「夏休み思い出キャンプ」を実施しました。
キャンプの資金調達としてクラウドファンディングや野外活動助成金に挑戦し、プロジェクトの達成、助成金採択により全員無料で参加していただくことができました。


森林散策では子ども達の笑い声が絶えず聞こえ、楽しく自然を満喫していました。